- 補聴器

聞き間違いが増えた、言葉が聞こえにくいなど、ご家族やご友人、職場での会話に不自由を感じられるようになり、補聴器の使用を検討される方も多い事でしょう。
今回は、補聴器の選び方や購入時のポイントについて詳しく解説します。補聴器の購入をご検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
補聴器の選び方
補聴器には様々な種類があり、使用目的や使い勝手に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、選び方のポイントを3つ紹介します。
どのようなときに補聴器を使いたいか
家族や友人との会話・テレビの視聴・外出時・仕事中など、音の環境によって聞こえ方が異なります。補聴器は機種によって機能が異なるため、使用する環境に合わせて選ぶことが大切です。日常的に補聴器を使うのか、必要なシーンのみで使いたいのかなど、どのようなシーンで補聴器を使いたいのかを明確にしましょう。
日常生活のなかで、聞こえ方に不便を感じる場面がどこなのかという点に焦点を当てると、適した補聴器を選びやすくなります。高機能の補聴器は価格も上がるため、予算と機能を照らし合わせながら検討すると良いでしょう。
どのような形状の補聴器を使いたいか
補聴器には、下記のように形状が異なるタイプがあります。
・耳あな型
耳の穴に収まる形状をしており、小型から大型まで複数のタイプに分かれています。コンパクトで目立ちにくく、補聴器の使用に抵抗を感じている方でも始めやすい点が特徴です。マスクやメガネに干渉しにくいのも利点です。電池交換不要の充電式も発売されています。
・耳かけ型 RICタイプ
補聴器本体を耳の後ろにかけて使用するタイプで、本体からチューブを通って耳に入れたレシーバーから音が聞こえます。小型で耳の後ろに隠れて目立ちにくく、初めて補聴器を使用される方にも受け入れやすい形状です。様々なメーカーから充電式、電池交換式の両方のタイプが発売されています。
・耳かけ型 BTEタイプ
補聴器本体を耳の後ろにかけて使用するタイプで、本体から大きめのチューブを通って耳に入れた耳栓から音が聞こえます。比較的大きめの形が多く、目立ちやすい反面、取り扱いがしやすいという利点もあります。様々なメーカーから充電式、電池交換式の両方のタイプが発売されています。
・ポケット型
本体とイヤホンがコードで繋がっていて、スイッチや音量の調節を手元で行えるタイプです。本体は胸ポケットなどに入れて使います。比較的簡単に操作できるのも特徴です。ただし、本体が置かれた場所(胸ポケット内など)あたりの音を拾うため、聞こえてくる方向などに違和感を覚える場合もあります。
・メガネ型
骨導式補聴器とも呼ばれるタイプで、メガネのツルの部分に補聴器が内蔵されています。骨伝導により骨に振動を伝えて音を伝える仕組みです。
補聴器の使用目的などと合わせて、補聴器の形をよく考えましょう。
日常的に使いやすいか
補聴器は補聴器専用の空気電池で作動させるため、定期的な電池交換が必要です。電池はとても小さいので、使っているうちに交換が面倒になり、補聴器の使用をやめてしまう方もいます。
そのため、購入する補聴器の電池交換を自分でスムーズにできるか確認することも大切です。電池交換が煩わしい場合は、充電式を購入することも視野に入れましょう。
また、補聴器は購入後も良好な状態で使用し続けるために、2~3か月に一度、メンテナンスや調整を行います。定期的に店舗まで足を運べるかという点も重要なポイントです。ご自宅の近くに通いやすい店舗があるか確認しておきましょう。
これらの点を総合的に考え、補聴器がどうして必要なのか、ご家族と一緒に話し合うようにしましょう。
補聴器を購入する際のポイント
補聴器を購入する際には、下記の4点に注意して選ぶことが大切です。それぞれのポイントについて紹介します。
カウンセリングを受ける
購入前に店舗でカウンセリングを受け、聞こえ方の現状や不便に感じる場面などをできるだけ詳しくお店の人に伝えましょう。現状をしっかり伝えることは、聞こえ方に関する困りごとを解決できるかどうかを左右します。難聴の原因が病気である場合、補聴器だけでは改善できないこともあるため、カウンセリングには可能な限り家族の人が同行すると安心です。
店舗で相談すると、補聴器を使ってどのような音が聞こえるようになるかを教えてもらえます。補聴器を調整するために必要なカウンセリングや測定を受け、適切な補聴器選びを進めていきます。
自分で扱えるかどうかしっかり確認する
補聴器を使う本人が、装着・電池交換などを自分でできるか、実際に店舗で手に取って使ってみることも大切です。補聴器を使う場合は対面で相談できる店舗での購入がおすすめです。
ご購入前に貸出期間を設け、使い勝手を確かめられる店舗もあるため、補聴器の使用に不安がある人は貸出できる店を探してみると良いでしょう。使っているうちに慣れる場合も多く、不安を払拭した上で購入できます。
現在の聞こえに合わせて選ぶ
聞こえが悪化したときを想定して、強いレベルの補聴器を買おうと考えている人もいますが、おすすめできません。補聴器は聞こえのレベルに合わせて聞き取りやすくなるよう調整されています。
また、高額で高性能な補聴器を購入しても、必ず聞こえるようになるとは限らない点にも注意が必要です。あくまで補聴器は聞こえのレベルや聞こえ方に合わせて選ぶことが重要である点をしっかりと押さえておきましょう。
必ず試聴する
補聴器は、メーカーによって聞こえ方が異なります。自分の好みの音の聞こえ方を見つけるには、複数のメーカーの補聴器を試聴し、自分に合う補聴器を選ぶことが大切です。
試聴する際には、音だけでなく「言葉」が聞き取れるかをしっかり確認する必要があります。
まとめ
補聴器には様々な種類があるため、店舗でカウンセリングを受けた上で、自分に合ったものを選びましょう。補聴器の購入を検討している場合、まずは耳鼻咽喉科を受診することをお勧めしております。
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