- メガネ

ちょっとした不注意や経年劣化で、愛用のメガネが壊れてしまったことがある方も多いのではないでしょうか。お気に入りのデザインだったり思い出が詰まったりしているメガネは、買い替えの前に修理も検討したいものです。
今回は、壊れたメガネは修理できるのか、自分で直す方法はあるのか解説します。
【メガネの壊れ方別】修理の見通しと対応策
メガネが壊れても、破損具合によっては修理できる場合もあります。ここではメガネの壊れ方別に、修理の可否を解説します。
メガネが曲がってしまったとき
メガネのフレームがなんらかの要因で曲がったときは、注意深く観察することが重要です。曲がり具合や状態によって、修理できる場合とできない場合があります。
例えば、少し力を加える程度で直せるように見えても、実際は亀裂が入っていて破損寸前の状態の場合があります。また、亀裂が入っていなくても曲がった部分を無理に直すと強度に影響が出て、折れやすくなってしまう場合もあります。レンズが外れやすくなる可能性もあるので、メガネ販売店のスタッフに相談して一度見てもらうことをお勧めします。
丁番が壊れたとき
丁番(ちょうばん)とは、メガネの折りたたむ部分(ヒンジ)のことです。丁番が壊れたときはネジが外れた場合を除き、ご自身で直すことは困難ですのでメガネ販売店へ修理依頼されることをお勧めします。
接着剤などを用いてご自身で修理されると、掛け心地が悪化したりレンズに接着剤が付着して取れなくなったりしますので接着剤の使用は控えたほうがよいでしょう。
販売店へ修理依頼される場合の注意点は、設備の都合上、即日対応できない店舗もあることです。店舗内で修理できない場合は、一度預かってメーカーに送り、修理してもらう流れになります。また、素材や構造によっては、修理不可と判断されることもあります。
レンズが外れたとき
レンズが外れた場合の修理の可否は、形状によって異なります。縁をすべて囲っているフルリムのメガネであれば、レンズに破損がなければ簡単に修理できることがほとんどです。ただし、ご自身でレンズをはめようとするとレンズを傷つけてしまうおそれがあるため、メガネ販売店に持ち込むことをお勧めします。
上半分または下半分のみフレームがあるハーフリム(ナイロール)は、レンズを支えるナイロン糸が切れている場合、容易には修理できません。ナイロン糸の交換が必要になります。
フレームに破損がなくとも、レンズに割れ・欠けなどができているメガネは、今後も外れやすくなる場合があるので早めのレンズ交換をお勧めします。
フレームが折れたとき
フレームそのものの破損は、素材ごとに修理の可否が変わります。金属製でできているメガネは基本的に修理できますが、プラスチック素材(TRや樹脂素材)は、修理できない場合がほとんどです。
修理がすぐにできない場合は、応急処置としてテープを巻く方法があります。添え木になるものと一緒に、テープを巻いて固定しましょう。
テープによる応急処置は、柄があるフレームなどメガネのデザインによっては、つなぎ目の部分が目立つおそれがあります。早めに、メガネ販売店で修理や買い替えを相談することをおすすめします。
レンズが破損したとき
メガネのレンズが破損したときは、修理ではなくレンズ交換となります。レンズ交換は、店舗に在庫があれば即日で交換してもらうことも可能です。破損保証が付いている場合もありますので購入したメガネ販売店に尋ねてみましょう。
遠近両用レンズやカラーレンズなどの特注品は店舗に在庫がない場合がほとんどです。その場合、メーカーへ注文することになりますので受け取るまでに約1週間かかります。
鼻パッドが壊れたとき
鼻パッドは、メガネを支えて見え方の矯正をサポートする重要なアイテムです。鼻パッドの種類や形状によっては、外れる・折れるなどの破損が生じることもあります。基本的には、鼻パッドが外れた程度の修理ならパーツ交換ですぐに対応できます。
金属でできているタイプは、破損した場所によっては修理が困難となるため、注意が必要です。例えば、鼻パッドとフレームをつなげる金属パーツ部分(クリングス)が折れたときは、店舗での即日修理ができません。後日の受け渡しとなります。
細い金属パーツは、曲がることもあります。うっかり曲げてしまった場合も自力で対処せず、メガネ販売店への持ち込みがおすすめです。
メガネが壊れたときにやってはいけないこと
メガネが壊れても、通常使用で生じることの多い破損であれば、メガネ販売店で修理できる場合があります。お気に入りのメガネが壊れてしまったときは、買い替えするのではなく修理も検討してはいかがでしょうか。
壊れたメガネが修理できるかどうかは、破損した部分やフレームの素材に加えて、壊れた後の対処によっても変わります。事態を悪化させないために、メガネが壊れたときにやってはいけない行為を覚えておきましょう。
メガネが壊れたときにやってはいけないことは、次の2つです。
瞬間接着剤を使うのはNG
フレームが折れたときや、レンズが外れたり欠けたりしたときに、瞬間接着剤で貼り合わせるのは避けましょう。瞬間接着剤は、応急処置としては逆効果です。瞬間接着剤を使用することで修理できるフレームが修理できなくなってしまう場合もあります。
また、レンズに瞬間接着剤が付着した場合は拭き取ることが不可能です。フレームだけでなくレンズまで交換することになってしまうおそれがあります。メガネ販売店に持ち込んでも、瞬間接着剤で応急処置をしたメガネの修理そのものを断られる可能性もあるため、絶対に瞬間接着剤の使用は避けてください。
一部の素材を除けば折れたフレームも修理できます。ご自身で直そうとせず、メガネ販売店に任せることが大切です。
サイズの合わないドライバーを使用するのはNG
メガネに限らず、ネジで固定している部分は、使用するにつれてどうしても緩んできてしまいます。ネジの緩み程度なら、ご自身で対処できますが、使用するドライバーのサイズに注意しましょう。
サイズの合わないドライバーで無理にネジを締めると、潰れるおそれがあります。メガネに使用されているネジは小さく、工具で簡単に潰れてしまいます。専用のドライバーで、ネジに負担をかけずに締めることが大切です。
ネジの緩みが頻繁に生じる場合は、一度メガネ販売店で見てもらうのもおすすめです。緩まないように調節してもらえます。
まとめ
メガネが壊れたときは、ぜひメガネのヨネザワにご相談ください。
メガネのヨネザワでは他社で購入されたメガネの修理や調整も承っております。
ヨネザワには国家検定に合格した眼鏡作製技能士が200名以上在籍しており、お客様の大切なメガネを責任持ってメンテナンス致します。
お気に入りのメガネを長くお使い頂くために月に1度、点検・調整にお越しください。