- コンタクトレンズ

コンタクトレンズは、顔の印象を変えることなく視力の矯正ができます。メガネと違って視野が広いのも利点です。気温差でレンズがくもったりすることがないので、スポーツを楽しむときもメリットがあります。
しかし、コンタクトレンズが初めての方にとっては、購入方法や費用などが気になるところですね。今回はコンタクトレンズを初めて使用する方に向けて、購入方法や費用について解説します。
購入前に知っておきたい!コンタクトレンズの種類
コンタクトレンズは次の2種類に大別できます。それぞれの特徴を押さえた上で眼科医と相談しながら選びましょう。
ソフトコンタクトレンズ
ソフトコンタクトレンズは、柔らかい素材でできており、黒目よりも一回り大きいのが特徴です。水分を含んでおり、慣れてしまえば、体感的には装着時でも裸眼のときとほとんど変わりません。
また、慣れるまでに時間もあまりかからないため、コンタクトレンズが初めての方にはおすすめです。スポーツなどにも向いており、一般に出回っているコンタクトレンズも大半がソフトコンタクトレンズです。
ただし、ソフトコンタクトレンズの耐久性はそれほど高くありません。2週間や1か月などで交換して使用するタイプのものがほとんどです。1日で交換するタイプのものもあります。
ハードコンタクトレンズ
ハードコンタクトレンズは、黒目よりも一回り小さいのが特徴です。ソフトコンタクトレンズよりも硬い素材でできています。装着時に違和感を覚えることも多く、慣れるまで時間がかかってしまうのがデメリットです。また、外れやすいため、スポーツなどの用途にはあまり向きません。
ソフトコンタクトレンズと比べるとハードコンタクトレンズを使用している方は少なめです。どちらかといえば、強い近視や乱視などの方に向いています。
また、耐久性が高いのが特徴で、ソフトコンタクトレンズのように短期間で交換するような使い方は通常しません。1枚のレンズを2~3年程度使用することが一般的です。
コンタクトレンズ購入の流れ
コンタクトレンズを購入する際の流れについてみていきましょう。
【STEP1】眼科を受診する
コンタクトレンズは高度管理医療機器です。間違った使い方をすると、障害を起こしてしまうリスクがあります。そのため、コンタクトレンズを購入する際には、眼科の受診が必須です。
眼科で目の状態などを検査してもらい、コンタクトレンズを使用しても問題ないかどうか医師が判断します。具体的には視力検査のほか、眼圧や角膜の状態や涙が出るかどうかなどを検査することが一般的です。度数は視力検査の結果をもとにして決められます。
コンタクトレンズの使用を始めたら、定期的に眼科を受診して検査を受けるようにしましょう。自覚症状がなく目に異常が生じている場合でも、定期的に検査をしていれば早い段階で発見できる可能性があります。
【STEP2】コンタクトレンズを選ぶ
問診や視力検査の結果をもとにして、コンタクトレンズの種類を選びましょう。選んだコンタクトレンズを実際に装着してみて、目の形に合うかどうかや違和感がないかどうかなどを確認します。
もし、自分に合わないと感じた場合には、別の種類のコンタクトレンズを試してみて、合うものを選びましょう。
どのコンタクトレンズにするか決めたら、装着した状態で視力検査を行い、度数が合っているかどうかも確認します。
【STEP3】コンタクトレンズの装着を練習する
コンタクトレンズを初めて使用する方は、スムーズに付け外しできない場合が多いようです。落としてしまったり、外せなくなって困ったりすることもあるかもしれません。
そのため、眼科のスタッフに指導してもらいながら、付け外しの練習を行います。最初はうまくできなくても、付け外しのコツなどを丁寧に教えてもらえるため心配はありません。コンタクトレンズの持ち方や洗浄方法なども教えてもらえます。
【STEP4】コンタクトレンズを購入する
眼科にて購入するコンタクトレンズが決まったら処方箋を出してもらってください。
処方箋をコンタクレンズ販売店に提示することで購入することができます。
また、眼科によっては眼科内でコンタクトレンズを購入できる場合もあります。
コンタクトレンズの購入にかかる費用
ワンデータイプ以外のコンタクトレンズを購入する際には、コンタクトレンズだけでなくケア用品も必要です。では、眼科の診療費もあわせて、コンタクトレンズを使用するのにどのくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。
眼科の診療費
コンタクトレンズを使用する際に眼科で診察を受けるのにかかる費用は、初診では1,500円程度です。
また、コンタクトレンズを初めて購入するときだけでなく、定期的に眼科で診察を受ける必要があります。目に異常がないかどうかを確認するためです。その際には、再診料が400円~850円程度かかります。
上記診療費はあくまで目安で眼科での検査内容や、追加で眼薬の処方などが行われた場合は料金が加算されるため、実際の費用は眼科によって異なります。受診時は健康保険証またはマイナンバーカードを持参しましょう。
コンタクトレンズ
コンタクトレンズを使用している方の大半が、使い捨てのソフトコンタクトレンズを使用しています。主に1dayタイプ・2weekタイプ・1monthタイプの3種類です。
1dayタイプは、1日で使い捨てにするため、最も清潔な状態で使用できます。ケアも不要なため手間もかかりません。しかし、費用は3種類のなかでもっとも高く、1か月分30枚入りで片眼2,000円~4,000円程度です。
2weekタイプは、2週間使用したら新しいものと取り替えて使用します。1箱で6枚入りのものが多いですが、1か月分に換算すると片眼1,000円程度です。
1monthタイプは、1か月使用したら新しいものに取り替えて使用します。1箱3枚入りで1か月でかかる費用は2weekタイプ同様に片眼1,000円程度です。
ケア用品
2weekタイプと1monthタイプを使用する場合には、ケア用品が必要です。取り外した後に洗浄したりケースに保管したりするのに使用します。こすり洗いタイプは1か月分で600円前後、つけおきタイプは1ヵ月分で1,000円前後が相場です。
コンタクトレンズに慣れるためのコツ
コンタクトレンズに慣れるためには、どのようにすれば良いのかみていきましょう。
初めから長時間装用しないようにする
コンタクトレンズを使い始めてからいきなり長時間使用するのは、あまりおすすめできません。目に負担がかかりやすく、疲れてしまいます。
そのため、最初のうちは装着時間を短めに抑えておき、徐々に長くして慣らしていきましょう。例えば、1日目は装着から6時間経過したら取り外し、2日目は8時間まで延ばしてみるという具合です。
まばたきを意識する
コンタクトレンズを装着していると、目が乾燥しやすくなります。目の乾燥により違和感を覚えたり、見えづらくなったりすることもあるかもしれません。
目にうるおいを与えられるように、コンタクトレンズ装着中は意識的にまばたきをするようにしましょう。
まとめ
コンタクトレンズを初めて購入する際には、まずは眼科を受診しましょう。問診や視力検査をして目の状態を確認してもらい、装着練習もできます。
コンタクトレンズの価格は片眼1か月分で1,000~4,000円程度です。最初のうちは短時間の装着で、少しずつ慣らしていくようにしましょう。
メガネのヨネザワではコンタクトレンズも取り扱っています。ご相談も受け付けておりますので、コンタクトレンズを購入したい方はぜひご来店ください。