遠近両用レンズの値段の違いは何が違うのか?メガネを作るポイントも紹介

遠近両用レンズの値段の違いは何が違うのか?メガネを作るポイントも紹介

最近、近くの文字がぼやけて見えにくくなったと感じることはありませんか。老眼の症状が進むと、遠くと近くの両方をスムーズに見ることが難しくなり、日常生活にも影響を及ぼします。そんなときに役立つのが遠近両用メガネですが、価格に大きな違いがあるため、どれを選べば良いのか迷う方も多いでしょう。

今回は、遠近両用レンズの相場や価格の違いを解説し、自身に合ったメガネを選ぶためのポイントを紹介します。

遠近両用レンズの相場とは

遠近両用レンズの値段の違いは何が違うのか?メガネを作るポイントも紹介

遠近両用レンズの相場は、一般的に2万~6万円といわれています。ただし、価格には幅があり、採用されている技術や設計によって大きく左右します。

そもそも遠近両用レンズは、1枚のレンズ内に複数の度数が組み込まれ、遠くと近くの両方を快適に見られるように設計されています。上部に遠くを見るための度数、下部に近くを見るための度数を配置し、視線を上下に移動させることでスムーズにピントを合わせられるようになっています。

しかし、その構造上、視野が狭くなりやすく、レンズの端では歪みを感じることが多いようです。特に、価格が安いものほどユレや歪みが強く出ることが多く、慣れるまでに時間がかかる場合もあります。

一方、価格が高いものは、遠近両用レンズのデメリット面を抑えられるよう設計されているため、かけたときに違和感を覚えることが少ない傾向にあります。

より快適な視界を得るためには、レンズの仕様を理解し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

遠近両用メガネのメリットとデメリットについては、こちらの記事もご覧ください。

「遠近両用メガネのメリット・デメリットを紹介!快適に使うポイントもチェックしよう」

遠近両用累進レンズの値段の違いとは

遠近両用レンズの値段の違いは何が違うのか?メガネを作るポイントも紹介

遠近両用レンズでは、一般的に「累進屈折力レンズ」が使われています。

このレンズは、度数が滑らかに変化する設計になっており、遠くから近くまで快適に見えるよう工夫されています。しかし、設計の違いによって視界の広さや歪みの少なさに差があり、下記のように大きく3つのグレードに分類されます。

・外面累進設計
・内面累進設計
・両面複合累進設計

基本的な設計のレンズは価格が抑えられる反面、視野が狭くなりやすく、ユレや歪みも強く出がちです。一方、上級グレードのレンズは、より自然で快適な視界を実現しています。

ここでは、レンズの設計による値段の違いについて解説します。

外面累進設計:比較的低コスト

外面累進設計は、レンズの外側に累進面(度数が変化する部分)を配置した構造を持つ遠近両用レンズの一種です。2000年初頭まで主流のタイプで、現在でも改良を重ねながら広く普及しています。

外面累進設計は、生産効率が高いため、比較的低コストで購入できるのが特徴です。累進面をあらかじめ加工した半製品を大量にストックし、注文が入ってから球面や乱視度数を研磨して仕上げます。

価格帯の幅も広く、手頃なモデルから高性能な上級グレードまで揃っているため、選択肢が豊富です。累進レンズを初めて使用する方にも取り入れやすく、多くのメガネ店で取り扱われています。

内面累進設計:やや低コスト

内面累進設計は、レンズの内側に累進面(度数が変化する部分)を配置した設計のことを指します。レンズの内側を精密に切削することで度数を調整していくため、設計や加工の自由度が高いのがメリットです。

外面累進設計と比べると、視野が広く、ユレや歪みが少ないのが特徴です。そのため、より自然な視界を確保しやすく、遠近両用レンズの使用に慣れていない方でも順応しやすいでしょう。

外面累進設計と同様に、比較的安価で購入できます。ただし、上級グレードのレンズにも多く採用されている設計であるため、価格が高いものも販売されています。

両面複合累進設計:ややコストが高め

両面複合累進設計は、レンズの外面と内面の両方に度数の変化を取り入れた高度な設計です。外面と内面の両方にユレや歪みを軽減する技術を施すことで、より快適な視界を実現しています。

両面複合累進設計の特徴は、内面累進設計と外面累進設計のメリットを兼ね備えている点です。内面累進設計がユレや歪みが少なく自然な見え方を提供し、外面累進設計は必要な下方回旋量(視線を下に向ける動作の負担)が少なく、スムーズな視線移動を可能にします。

高価格帯のレンズに多く採用されており、遠近両用レンズの中で最も視認性の高い設計の1つです。

特に、長時間の使用でも快適な視界を求める方に適しており、品質を重視する方にとって優れた選択肢といえます。

自分に合った遠近両用メガネを作るポイント

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遠近両用メガネは、レンズの設計やグレードだけで決まるものではありません。適切なコンサルティング、正確な視力測定、フレームの選択、フィッティング(調整)など、さまざまな工程を経てこそ快適な視界が得られます。

どれか1つでも不十分だと、見え方に違和感が生じたり、目の負担が大きくなったりするため、慎重に選ぶことが重要です。

メガネを作る際は、専門家によるコンサルティングを受けることが大切です。眼鏡作製技能士などの専門家が、使用者の視力や生活スタイルに応じたアドバイスを行い、適したレンズを提案してくれます。

その後、視力測定を実施し、完全矯正度数や調節力を細かくチェックします。遠近両用メガネは、一人ひとりの目の状態に合わせた正確な度数決定が不可欠です。

レンズを選んだ後は、フレームのフィッティングも重要です。装着時に正しいレンズ位置を確保するために、フィッティングを行うことで、より自然な視界が得られます。

フレームが適切に調整されていないと、レンズの焦点位置がずれ、視界の快適さが損なわれることがあります。そのため、メガネの装着状態に基づいたレイアウト(レンズの傾きや反り角度などに応じてレンズの焦点位置を設定すること)が欠かせません。

まとめ

遠近両用メガネは、レンズの設計やグレードによって価格や見え方が異なります。また、快適に使用するためには、視力測定やフィッティングの精度も重要です。適切なレンズ選びと確かな調整を行うことで、日常生活の見え方が大きく向上します。

遠近両用メガネは、選択肢が多いため、どのレンズが自分に合っているのか迷うこともあるでしょう。そのようなときは、専門スタッフのアドバイスを受けながら、自分のライフスタイルや使用シーンに合ったメガネを選ぶことが大切です。

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